エビ撒き釣りの仕掛け
セイゴ、ハネ、スズキを食わせるまでのテクニック、食わせた後のテクニック、これを知っていれば、釣果倍増?
ハネはセイゴクラスなら比較的簡単に掛かって来て、取り込みも楽勝です!
しかしながら、デカいスズキクラスになると、走り出したら止めるのに一苦労なんていうのもたくさんいます。慌てると、もちろん、悲しい結果になってしまうんですね・・・
魚の引き具合の直接的な原因は掛かった魚の「大きさ」と走る「スピード」です。
大きな魚は、走るスピードが無くても重いですから、それ相当の引きを感じます。対して、スピードのある魚は大きさが大した事無くても強い引きを感じてしまうんですね。(メッキなんかこの感じですね)
もちろん、根に持ち込む力が強いものもそれ相応の引き具合を感じますが、波止魚は基本的に強烈なパワーで根に持ち込むものは少ないです。スズキなんて、海溝沿いに走っても、好んで根に行く魚では無いですから、慌てなければ、取り込み確立は、それだけでも何パーセントかは上がるんですね。
知っていれば、慌てる事は少なくなります、必然取り込みも多少は楽になると思います。本項では、そんな話をチョットしますね・・・(^◇^)
尚、本項で述べるのは、あくまで“基準”です。一番いいのは・・・
あなたが実践をたくさん積んで、たくさんのスズキゲットを経験してしまう事!
掛けるまでのテクと掛かってからのテクの習得は、どんな釣りでも必須の課題と呼んでイイでしょう♪、頑張ってくださいね♪
エビ撒き釣りのハネ、スズキ・マキエの仕方
シラサエビを上手に撒くことが出来れば、それだけでかなりの確立でターゲットに出会える事になります。
漠然と闇雲にマキエをしても、中々上手く行かないのがこの釣りの難しい所ですが、コツやちょっとした前触れのようなものを知っているだけで、効率よくターゲットにアプローチ出来ます。釣り始めから、順を追って、基本的なマキエの仕方を見てみましょう♪
早朝のエビ撒き釣り
- 朝日が出る前の暗いうちは、比較的浅めのタナから攻めるのがセオリーです。マキエシャクを使った上撒きで良さそうですが、狙っているタナ付近で挨拶代わりに底撒きカゴで3発くらいマキエを入れます。
- 電気ウキを使用しなくて良いくらいに辺りが明るくなったら、近況で当っているタナにウキ下を設定します。
- この時のマキエは狙っているタナの1mくらい上で底撒きカゴを割ります。
- 最後の一時間は、底周辺を狙うと超良型のスズキが当る事が多いです。
- もちろんその時間帯は底撒きカゴを徹底的に使用します。
エビ撒き釣りでは、キチッとポイントを攻めきるには底撒きカゴを使ったマキエをどのくらい丁寧に出来るかどうかで、釣果に大きな差が出ます。
タナが2ヒロまでで食ってくるようなら、上撒き一辺倒でもOKですが、昨今のハネは中々上ずってくれない場合が多いですから、早朝から昼までの釣りでは底撒きカゴは必携と言ってもイイでしょう。
午後からのエビ撒き釣り
- 冬場なら底から狙いを掛けるのがセオリーです。底撒きカゴで、いきなりボトムに3発くらい挨拶代わりにマキエを入れます。
- 夏場なら、少し上ずっている事があるかも知れないですから、釣りエサ店などで仕入れた近況情報にタナを設定し、そのタナを狙います。マキエは狙っているタナにダイレクトに底撒きカゴを使って撒きます。
- いい潮が入ったときは、案外15時から16時くらいに良型のアタリが集中する事が多いです。マキエの撒き加減に注意が必要です。
- 夕マズメのゴールデンタイムに型が小さくなって来れば、当っているタナの1mくらい下を狙います。マキエの仕方は、もちろんカゴを使ってピンポイントに利かせます。
- 辺りが暗くなってからは、極端に浅い目に狙いを変えたほうが吉と出る場合が多いです。具体的には1.5ヒロくらいを狙いますが、上撒きで少し範囲を広く撒く感じです。
もちろんその時々でケースバイケースですが、こういった基準を持って釣りに臨み、これに事前情報加味して、マキエで狙いを絞っていきます。
くどいようですが、エビ撒き釣りと言う釣りは、ウキ釣りであってフカセ釣りではありません。
フカセ釣りに必要な横の感覚はあまり意識する必要はありません。底撒きカゴのような道具を使用して、ピンポイントにポイントにマキエを利かすようにする方が効果があります。
これにプラスして、潮が入った瞬間は、ウキのトップがシモリ気味になったり、セイゴやチヌが当ってきたりしますから、そのタイミングでマキエをドッサリと入れます。この時に、マキエ代をケチっていると、マキエが足りなくなって、泣きを見ます。少し高くつく釣りですが、これだけがこの釣りの難点と言えるかも知れないです。
エビ撒き釣りのハネ、スズキ・底撒きカゴに少し手を加える
的確にマキエを撒くには、もちろんマキエカゴ等にも、チョットした注意、あるいは少し手を加える事によって、格段に使いやすくなったり、釣果の向上に役立ったりします。二、三知っている事を書いておきます。参考にして下さい。
底撒きボールはもちろん市販の物でOKですが、スナップの紐の部分・・・、これの耐久性は非常に悪い物があります。平たく言えば、直ぐに切れちゃう・・・。失くしてもそんなに惜しい物ではありませんが、ここ一番で紐切れで海底にサヨナラすると、そこからの釣りの組み立てが非常に困ります。
この紐の部分の素材は何かよく解らないですが、ここに、石鯛用のワイヤーを使用すれば、耐久性は10倍以上アップします。知り合いに底物師がいればリメイクをお願いすれば、3年くらい買い直し無しで済むと思います。
(※ワイヤーはナイロンコーティングしてある「ワイロン」がベストです、スリーブ止めにして使用すれば、無くなる時はサルカン部分が飛びます)
それに、底撒きボールはボールの下側のスナップに5号程度のオモリをつけて使用しますが、このスナップ部分にも少し手を加えます。スナップのボール側をニッパで潰しておくと、割れにくくなります、必然、投入の際の空中分解も少なくなるんですね。
テトラからの釣りや、少し遠投を余儀なくされる場合は、こういった少しの工夫が釣果の向上に繋がる事は言うまでもありません。まあ、遠投する場合は、オモリは付けずに投入した方が良いかも知れないですが・・・
エビ撒き釣りのハネ、スズキ・やり取り
「糸を出して、エエの釣った事ないでぇ」、「極限まで竿でタメて、タックルの限界点で・・・」、こういう話を良く耳にされると思いますが、これは、磯釣りのグレ釣りの話であって、防波堤のシーバス(セイゴ、ハネ、スズキ)やチヌの話ではありません。そこまで強烈なタメをくれてやる必要は無いですし、一般に波止釣りで名手とされている人の釣りを見ると、糸は出して出して出しまくりです。

防波堤の魚は磯魚とは違います。好んで根に行かないですし、また、根がそんなに無いです。スズキなんか特にそうですが、大型の物には、確かに思いっきり走られますが海溝沿いに走ると言った感覚の方が正しいような気がします。
無理にタメずに、糸を出して距離を取ってから、竿を寝かすようにやり取りをする感じです。
磯竿は魚が掛かったら立ててやり取りをし、のされた分だけ糸を出すやり取りが基本ですが、セイゴ、ハネ、スズキがターゲットの場合は、竿を立てすぎると浮き上がってきてエラ洗いをされます。迫力があって楽しいですが、ルアーフィッシングと違って、リーダー部分(ハリス)に細いラインを使用するエビ撒き釣りでは、エラ洗いは極力避けるべきです。
タメて、浮き上がってきたら竿を寝かせて、底に潜らせて(このとき糸を出します)、またタメて・・・、こんな感じの繰り返しで距離を詰めるとイイと思います。
エビ撒き釣りのハネ、スズキ・あとがき
大阪湾のエビ撒き釣りのセイゴ、ハネ、スズキ釣りに関してテクニック云々を書いて来ましたが、書くに従って気づいた事をあとがきに寄せておきたいと思います。
テクニックと言う部分で色々考えてみましたが、やはりこの釣りはマキエ、これに尽きる釣りです。マキエを上手く現場に持ち込む方法、マキエを上手くポイントに利かせる方法、マキエを上手く時合いに利かせる方法、こう言った事を知っているか知っていないかで、釣果はかなりの差が出ると思います。
エビ撒き釣りは各渡船店で常連の数も多いです。そう言った所で頑張っていると、色々な人が色々教えてくれたりする事もありますから、いずれにしても通って通って通いまくるのが、ビッグワンゲットの近道ですね。
どうぞ、本項を参考にして、釣りを頑張ってください。