チヌは色々な釣り方で釣る事ができるターゲットですが、ウキ釣りで黒鯛を釣っている人、釣りたい人はたくさんおられると思います。

チヌのウキ釣りと言えば、大阪湾で代表的な釣りは・・・

  • エビ撒き釣り
  • 紀州釣り
  • 電子ウキを使った夜釣り(虫エサ)

こういう感じの釣りです。

オキアミを使用したフカセ釣りもありますが、厳密に言うと、ウキ釣りとフカセ釣りは違います。その違いに迫りたいと思います。

ウキフカセとは?

「ウキフカセ」、こういう言葉を聞いた事があると思います。紛らわしい表現ですが、これに変わって適切な表現も無いと言う、ややこしい言葉です。

ウキ釣りとフカセ釣りは厳密に言うとたくさんの違いがあります、これが入り混じってトンチンカンになると、アタリを出すのが非常に難しくなります。逆に、この違いがハッキリと認識できていれば、大阪湾で黒鯛を釣るのはさほど難しくない釣りになります。

では、両者の主な違いをあげて見ましょう

  • ウキ釣りが縦の釣りであるのに対して・・・
  • フカセ釣りには横の感覚が必要になる
  • ウキ釣りがウキが無いと釣りにならないの対して・・・
  • フカセ釣りは出来ればウキは無い方が良い
  • ウキ釣りがポイントを攻める釣りに対して・・・
  • フカセ釣りは潮を釣る釣りである

ウキ釣りは基本的に、ウキが立っている状態で釣りをします。寝ウキなんて言う釣りもありますが、これはどちらかと言うとフカセ釣りの部類になると私は思います。

ウキ釣りとフカセ釣りの違い

ウキ釣りは仕掛けが立っている状態で、仕掛けの角度は水面から直角に入っているくらいでタナがボケなくて釣りやすいです。これに対して、フカセ釣りは横の感覚が必要になります。仕掛けの進入角度は水面に対して45℃から60℃くらいの角度が必要で、真っ直ぐに立ってしまうと、てき面食いが悪くなります。

角度については、落としオモリといわれる道糸とハリスの接合部分に打つオモリから下の角度を45℃から60℃保ってフカセ釣りをする場合もあります。ここら辺りがややこしい所ですが、仕掛けができるだけ立っている方がアタリが取りやすいウキ釣りは、長めのハリスは調子が悪く、角度が付いていないと釣りにならないフカセ釣りは出来るだけ長めにハリスを取る方が調子の良い釣りになります。

フカセ釣りの理想系は、竿先からサシエサまで、完全に斜め45℃から60℃くらいに仕掛けが入っているような状況です。このため、真っ直ぐに仕掛けが立つウキ釣りとは、同じタナを狙うにしても、ウキ下の設定が大きく変わってくるのが普通です。(三平方の定理を思い出しましょう・・・笑)

基本的に大きなオモリが付いている仕掛け、またハリスの短めの仕掛けはサシエの落下速度が早く、エサ取りの多い場合などは、サシエサを掠め取られやすい仕掛けになると言えます。

逆に言うと、エサ取りが少ない状況では、ターゲットに対しても、大きくサシエをアピールできるのがウキ釣りと言う事になります。この辺りはケースによって、アングラーサイドで仕掛けを臨機応変で変化させていく必要があります。

通り一遍等では、一筋縄では行かないところに面白さがあると見てますが・・・

ウキ釣り

ウキ釣りの仕掛けは、ハリスは短めが基本です。サシエは生きエビなどのエサが良く、虫エサなどもこの仕掛けの方が食いが良いです。

チヌのウキ釣り

生きエビを使用する場合、基本的にはハリスの長さは80cm(矢引き)です。これ以上のハリスをとるとタナボケがひどくなって、当て推量のレンジ設定になります。これは釣れるには釣れますが、「狙って釣った!」という感覚が乏しくなると私は見ています。まあ、それでも釣れればそれに越した事は無いですが・・・

ウキ釣りでは、仕掛けの進入角度が水面に対して90℃で良いと書きましたが、少し付け加えると・・・

止まっている潮が流れ始めた瞬間や、流れている潮が止まる瞬間などに、ウキ釣りはアタリが多発します。この瞬間は、狙っているタナの潮に変化があることが一般的です。

流れはじめなどは、オモリが潮に引かれます、このため、若干ですが、仕掛けに角度が付き、ウキがややシモり気味になります。厳密に言うと、幾分かは角度が付いた瞬間です。こう考えると、ウキ釣りもある程度の角度が付いていた方がアタリは出やすいかもしれないです。

さらに誘いを入れたときを考えて見ましょう。(これも良く当たる瞬間です)

ウキ釣りの誘いは、基本的には仕掛けを引っ張って緩める、こういう感じでやります。流れに対して、仕掛けを止めて引っ張る状態を作って、緩めると、引っ張っている間は角度が付いてます。これを緩和した時にアタリが出ることが多い。こう考えると、ウキ釣りも角度がある程度付いていた方が、アタリは出やすいと考えるのが普通かもしれないです。

ウキ釣りはタナの取り方が微妙です。駆け上がりを狙うなら、海底の駆け上がりにタイトにサシエが入る方がアタリが出やすいです。このためタナ取りが非常に重要なポイントです。

大き目のオモリでこのタナをシッカリとキープする方があたりは出やすいです。ポイントをシッカリとタイトに攻めるには、軽いオモリを使用するフカセ釣りよりも、確実にポイントを攻めることができるのもウキ釣りの特徴です。

一見フカセ釣りのほうが難しい釣りみたいに言う人も多いですが、ある程度ファジー感が残るフカセ釣りよりも、タナのキープ力とかはウキ釣りのほうがシビアな物があります。

まあ、どっちの釣りにしても、極めるまでには、相当な力量が必要だという事がお解かりいただけると思います。

フカセ釣り

フカセ釣りは横の感覚が重要なファクターになってきます。この釣りは元来、船からの真鯛の釣りなどにその起源があると思います。

チヌのフカセ釣り

フカセ釣りは、エサは基本的にオキアミを使用します。オキアミの流れにできるだけ素直に仕掛けを合わせる事で、この釣りは成立します。まずはマキエの流れ方というものを考えて見ましょう。

当たり前ですが、マキエサには針も付いていなければハリスも付いていません、素直に流れる事を妨げる、ウキもついていなければ道糸も付いていません。ナンにも付いていないわけですね。(当たり前です)

この何も付いていないマキエサにサシエを同調させる所にフカセ釣りの難しさがあります。普通に考えればマキエとサシエの同調は、困難極まりない事に気づいていただけるでしょうか?

だから、フカセ釣りで釣りをする際は、基本的にウキなんか付いてない方があわせやすいのです。レンジを一定に保たないと釣りにならないウキ釣りと違って、マキエとサシエの同調が一番重要なファクターになるフカセ釣りは、ここがウキ釣りと一番違う点と言っても過言では無いと思います。

同調を試みる、また、これを試みるためには、ハリスが伸びている状況をアングラーサイドで作っていく必要があります。これがいわゆる「仕掛けの張り」です。張りながらマキエサの帯の中を同調させながら落とし込んでいくフカセ釣りは、サシエの落下と横に流れる潮の強さを一緒に考えながら仕掛けを選択していく必要があります。もっと言うと、これに天候や当たってくるターゲットの種類と大きさ、潮の塩分濃度なども出来れば考慮して仕掛けを選択する所に難しさと面白さがあります。

このため、フカセ釣りは潮が流れていないと非常にやりづらい釣りです。流れが無くてエサ取りがいないときは感覚的にウキ釣りの感覚で釣りをする方が勝る場合などもあります。

まとめ

ざーっと書きましたが、この内容はとても1ページでまとめきれる物ではないです。多くの名人級の人たちでも、日夜頭をひねっているような問題が多く、加味する要因が千差万別でパターンの数を上げるとそれこそ無限大にあると思います。

アングラーは、こだわりを持つほうが良い釣りになります。

ウキ釣りにしろフカセ釣りにしろ、極めてみたいのがアングラーだと思います。問題が山積してますが、これらの解決は通って一つ一つを自分の物にするしかないわけです。

ウキ釣りと、フカセ釣り、どっちでもいいとおもいます。とにかく自分のお気に入りの釣りを見つけて、チヌを釣りに行きまくって下さいね♪

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