エギングのアクションは、大別すると2種類に分けられます。
ひとつは「誘うアクション」で、アオリイカに対してアピールをし、エギを追わせるためのアクションで、そしてもうひとつは「抱かせるアクション」で、アオリイカをエギにアタックさせるためのアクションです。
この二つのアクションが上手に連動することで、アオリイカを釣る確率はより高くなります。
それではこの二つのアクションを順に、書き綴っていきましょう。

シャクリ
一番基本となるアクションは「シャクリ」です。その名の通りロッドをシャクリ上げて、エギを跳ね上げるアピールアクションです。
やり方は、下方(時計で言うと8時)から、上方(時計で言うと10時半〜12時)の方向へ、緩い楕円を描くイメージでロッドを「バシッ!」と鋭く振り抜きます。
この時、ちょっとだけラインスラックがある状態からシャクリ始めると、海中のエギがより上方向に向かって跳ね上がります。逆に、ラインテンションをしっかり掛けた状態でシャクリ始めると、海中のエギは手前に向かって斜め上方に移動します。(下図参照)
シャクリの応用では、2回連続でロッドをシャクリ上げる「2段シャクリ」や、さらにシャクリ回数を増やした多段シャクリが、アオリイカへのアピール効果が高いです。2段シャクリを簡単に説明すると・・・(下図参照)

ジャーク
エギに連続ダートアクションを起こさせるのが、ジャーク(ジャーキング)と呼ばれるテクニックです。
やり方は・・・
ロッドを右手で持っている場合、
- ロッドを下方(時計で言うと8時)ないし、左斜め前方下側に構えます。
- 上方へロッドをシャクリ上げながら、同時にリールを半回転させ、ラインを巻き取ります。左斜め前に構えていた場合、左斜め上の手前に跳ね上げながら、やはりリールを半回転させながらラインを巻き取ります。
- そしてロッドを一瞬停止orやや戻します。するとエギは横斜め上方向に、鋭く突っ込むように動きます。
- そしてロッドを再び、下方ないし左斜め前方に構え直すと同時にリールを半回転させます(2.と4.それぞれの半回転で、合計1回転です)。
- 1から4の動きを繰り返し行うと、エギは左右交互、ジグザグに鋭く動きます。ジャークによって生まれたこの動きのことをダートアクションと言います。
簡単に言うとこんな感じ・・・(下図参照)
この「ジャーク」と呼ばれるテクニックは、HPSJ(ハイピッチショートジャーク)や、グラインディングジャークというアピールアクションのベースになります。今後のテクニックの幅が広がりますので、是非とも習得したい技のひとつです。
ズル引き
ロッドをしっかり持ち、リールを巻いてエギを手前に(その名の通り)ズルズル引くアクションです。この時のエギを動かす速さは、人が歩くスピードが基本ではありますが、その日の活性によって遅くしたり、少し上下のアクションを入れてもいいでしょう。
基本的な「誘うアクション」は、ざっとこんな感じです。これらの基本アクションをマスターしておけば、他のいろんな応用テクニックも習得しやすいでしょう。波止で磯で、護岸で。楽しみながら身に付けていってください。
アオリイカをエギにアタックさせるためのアクション、「フォール」にはこういったものがあります。
フリーフォール
ラインにテンションを掛けずに、エギなりに落下させるアクションのことをフリーフォールと言います。基本アクション着底編でも明記しましたが、フリーフォールは余分な糸ふけを巻き取りつつも、ラインテンションは掛かっていない状況でエギを落下させるアクションです。
フリーフォールの主な使い道は、キャスト後の底取りです。
また、高活性のアオリイカを向こうアワセで釣ることが出来ることも挙げられます。例えば・・・秋の見えアオリ攻略の際に、追っては来たが、抱ききらない。そんなときは目の前から逃げるように、突然のフリーフォール!が効果を発揮することもあります。
カーブフォール
ラインにテンションを掛けて、エギにカーブの軌道を描かせながらフォールさせるアクションです。長所は、より長い時間アピールできる点と、アタリをダイレクトに取れることです。
短所は、エギに当たったアオリイカが、違和感を感じて放してしまうことがあることと、フォール時の移動距離が増えますので、回数アピールがしにくいことが挙げられます。
前述の誘うアクション(アピールアクション)でアオリイカをやる気にさせ、この抱かせるアクション(フォール)でエギに乗せる(フッキングさせる)のがエギングの基本になります。
誘うアクションも抱かせるアクションも、身に付けるためには実地訓練が一番です。簡単なコツを勉強した後は、楽しくシャクって、アオリイカを釣りながら覚えていきましょう(^^)