エギングのターゲット、アオリイカ。さて、この好敵手を釣り上げるにはどういった場所を攻めるのが効率的なのでしょうか?
まずは釣り場から考えていきましょう。
アオリイカを含むイカ類は、自分自身がフィッシュイーター(魚介類を捕食する生物)でありながら、他のフィッシュイーター(青物やシーバスなど)にとっては、格好の餌でもあります。

こういったことからアオリイカは餌が捕食しやすく、且つ身を隠せる場所を好んで住処にします。具体的に言えば、主に藻場や岩礁、人工障害物といった場所に、身を寄せるようにしているのが特徴です。
こういった習性から考えれば、おのずと竿出しするべきポイントが見えてくると思います。
それは波止周りのシモリや捨石の際であったり、藻場の切れ目であったり、また桟橋を繋ぐチェーンやロープであったりします。特に藻場は、アオリイカを釣るにあたって、切っても切り離せないポイントと言えます。前項「アオリイカの生態」でも触れましたが、春アオリは産卵の為に藻場に近づくからです。
また、その春アオリが生んだ秋アオリは、しばらくの間は藻場の近辺で捕食をします。よって、釣り場選びの基本は、藻場と障害物がある場所、ということになります。

夜のアオリイカエギングでは、どこを狙えばいいのでしょうか?
基本、波止の常夜灯には、光に集まるプランクトンを狙って、多くの小魚が集まります。そしてフィッシュイーターたちも、その小魚を狙って集まります。
フィッシュイーターは、狙っている小魚と、自分を捕食する更に大きいフィッシュイーターに見つかりにくいよう、外灯の光の切れ目に潜んでいることが多いです。
この点に関しては、上記の例に漏れず、やはりアオリイカも常夜灯の光の切れ目に潜んで、餌を狙います。
また、常夜灯のすぐ真下のボトムに隠れていることも多いです。
プランクトンに群がる小魚たちは、たいてい表層で動き回ります。その小魚たちを、真下の捨石際から狙っているのです。この点に関しては、メバルなどが上を見ながら捕食のチャンスを窺っているのと、考え方は同じと言えます。
ちなみに常夜灯真下を攻めるときは、光でシルエットがより濃くなる「黒いエギ」が活躍します。この時の攻め方は、小魚がプランクトンを漁っているイメージで、表層から中層でエギを動かすとよいでしょう。岸壁の際まで、丁寧にフォールで寄せるのがコツです。
月光が満月〜半月くらいの明るさであれば、ロングキャストで沖を狙っても十分釣果は期待できます。この時攻めるポイントに関しては、上記同様、藻場や障害物がある場所であれば、どこでも大丈夫です。